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親の事 父89歳  Ⅲ 父と老人ホーム


6月7日 老人ホームの荷物を撤去に行ってきました。

平成23年9月 認知症の症状が出始めていた父は、徐々に家族もおかしいと認識できるようになりました。
思い返せばおかしい所がたくさんありました。

父が、物を置き忘れ見つからないと「泥棒が入った」が始まり、
日々、認知症からくる症状が現れ始め 母一人での対応が難しくなりました。

要介護2  公的な老人ホームは、何百人待ち  
公的な老人ホームを4件申し込みましたが、入所できる明るい希望は皆無。

当時、新築半年ぐらいの有料の老人ホームを母娘で見学しました。 
見学した感じもよく 入所まで順番もあり、とりあえず本人の許可なく申し込みしました。
父にそれとなく老人ホーム入居を打診したら拒否。
確か3ヵ月目で順番が回ってきたので、順番を先送りにして頂いて 
父の機嫌の良い時に父を連れ老人ホーム見学したところ、 
個室 12畳ぐらい トイレ洗面所が独立 食堂で食事が気に入ったのか、父は入所すると言いました。
平成24年春 老人ホームに空きが出たという連絡で父は老人ホームに入所しました。

父の性格から 束縛されない。 誰となくスタッフさんが優しく声をかけてくれる。
施設の食事が口に合ったようで快適な老人ホーム生活のようでした。 
時々、認知症からくるトラブルを起こしていたようですが、スタッフさんにご迷惑を掛けながらなんとか収まり
毎週行くたびに「いいとこに入れてくれてありがとう。ばあさんは、わしの食事も作らんでいいから楽になったやろ。」と口癖のように言っていました。 
後者の発言はごもっとも。
父の認知症からくる行動に翻弄されることもなく、母は気楽に一人生活をしています。

5月14日の入院から10日後、もう老人ホームに帰ることがない病状なので老人ホームに退去願いを出しました。
もし医療のおかげで長生きできても療養型の病院に入らないといけないからです。
規約では、退去申し込みから1か月後の解約です。


ホームの職員さん、看護師さん、スタッフさんに大変親切にしていただき、父が3年2か月のホーム生活を楽しく送ることができたと思います。

今、病院で点滴に文句を言い、とろみ食拒否している状態にもかかわらず、錯覚からか「食事はおいしいし、良い所に入れてくれてありがとう」と言っています。3年数か月居たホームの印象が良かったのでしょう。


参考までに ホームにかかったある月の経費
家賃 82,000  管理費 36,176 食費 51,840円 介護保険費 要介護度の自己負担分
諸雑費 12,357(新聞代・嗜好品代・薬代・散髪代など含む)です。
排泄は、自立していたので、この中にはおむつ代が含まれていません。



父が老人ホームの入所を決断した当時、
85歳と 82歳の老々所帯  父は週3回ディサービス通所
・ 母が入院でもしたら 父一人は在宅できない。(火の始末ができないことがあるため)
・ 緊急時のショートステイは、受け入れ先の選択の余地がないので、慣れたディサービスとおなじ
  ところに行けるか確率が少ない。
・ 娘も、母が緊急時は在宅の父の事まで手が回らない。
・ 娘も諸事情で父の介護は無理
・ 老人ホームに在籍して 土曜・日曜は自宅に帰っても良い。という条件で父を説得した記憶があります。
老人ホームを見学した父は、思ったよりホームの印象が良かったようで入所を決めました。



昨日、ホームに荷物の撤去に行ってきました。 
テレビ・テレビ台・電話台・衣装ケース などワンボックスカーにかろうじて入り、とりあえず家にもってかえってきました。
たくさんお荷物を車から降ろしながら 思います。
私たちの老後は??? どうなるのだろうと。 

 

いつもご訪問ありがとうございます。
つたない文章に長らくお付き合いいただきありがとうございました。




by sakura81-26 | 2016-06-08 16:41 | 両親の事 

シニア主婦の暮らし綴り ちょっと頑張る日もある ぼちぼちな日々の記録


by みいうみ
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